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三浦大輔の「Hit it! If you can.」
今週のテーマ「母校のセンバツ甲子園出場」

 

高田商の仲間とともに[写真左]。高校3年は春夏ともに県大会決勝で天理に敗戦、甲子園出場は果たせなかった


高校野球は自分の原点聖地での後輩の姿が刺激に


■発見にあふれた毎日

 皆さん、こんにちは! 三浦大輔です。今回から隔週でコラムがスタートします。昨シーズンいっぱいで25年の現役生活に区切りをつけ、現在はユニフォームを着る生活から離れていますが、あらためて振り返ると少年野球チームで野球を始めたのが小学3年。土日、夏休みも練習や試合で汗を流し、中学はシニアリーグに所属、高校野球を3年間、そしてプロで25年間。だから、こういう生活は小学2年以来(!)か……。

 ここでは、自分が現役生活で得た経験、そしてユニフォームを脱いで“外”から眺めた野球界について、感じたことを発信していきたいと思います。

 コラムのタイトルは、自分が現役時代から信条にしている「Hit it! If you can.(打てるもんなら打ってみろ!)」です。現役を退いても、この気持ちでいろんなことにチャレンジしていきます!

 引退後の生活はとにかく新鮮で、新しい発見にあふれています。ベイスターズ以外のキャンプを訪れるのも初めての経験でした。例えば施設一つにしても巨人の施設はとても充実していたし、それ以外にも球団ごとに雰囲気に違いがあり、興味深かったです。今後もっと詳しく見ていきたいなと思っています。プロだけじゃなく、アマチュアもそうですね。

 3月中旬には2日にかけて故郷の奈良に帰り、高田商高を訪れました。そうです、センバツ出場を果たした母校の様子を見に行ったんです。

 昨年秋は近畿大会8強。センバツに選ばれるかどうか、当落線上でした。秋は自分も携帯で大会の結果を追いかけていましたし、神宮大会で履正社高が優勝したことで(神宮大会枠として近畿地区が1枠増)、もしかしたら……期待を込めて1月27日の出場校発表を待っていました。当日は東北地方から順に学校名が発表され、「まだかな、まだかな」とまるで自分が甲子園に出場するような気分でした(笑)。選ばれた瞬間は、本当にうれしかった。なんせ23年ぶりですからね。それだけにこの冬、高商ナインは緊張感を持って練習に取り組んでいたようです。グラウンドは当時のまま。立派なスコアボードは自分たちの時代にはなかったなぁ。ユニフォームも変わっていて・・・

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自分が現役生活で得た経験、そしてユニフォームを脱いで“外”から眺めた野球界について、感じたことを発信していきます。

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