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三浦大輔の「Hit it! If you can.」

三浦大輔コラム「関心が高まる『運命の1日』ドラフト指名は一つの出会い」

 

大洋への入団が決まり、初めてプロの帽子をかぶった瞬間です。当時はプロ野球選手になれたことが夢のようでした/写真=本人提供


26年前の思い出


 自分は高校3年の秋、1991年のドラフトで大洋(現DeNA)から6位指名されプロ入りしました。26年前の当時は、プロ志望届がありませんでした(高校生のプロ志望届は2004年より制度化)。プロの世界を意識したのは、高校2年の冬。進路希望の面談で担当の先生に「プロ野球選手になりたいです」と伝えました。もしドラフトにかからなければ、社会人に進む決意でした。

 迎えたドラフト会議の当日。テレビ中継は地上波のみで上位指名しか放送されない時代です。3年の夏以降、スカウトの方がグラウンドに来られているのは知っていましたが、「指名がかかりますように……」という心境でした。授業中に先生が「三浦、授業どころじゃないだろう。今日は寝てても・・・

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