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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「井口監督の非情采配がCS進出をもたらす、のかな……」

 

2回1失点で降板し、さらに二軍落ちとなったロッテの二木


必要なのは先発じゃなくリリーフのローテーション


 夏の甲子園が終わり、U-18日本代表が始動した。大会は韓国だが、バタバタしているから少し心配だな。高校生の大会でヤジが飛び交うようなシーンは見たくないしね。

 甲子園で株を上げたのは、星稜高の右腕・奥川恭伸だったが、今回のU-18では大船渡高の佐々木朗希も招集された。能力の高さはすでに分かっているが、大舞台で強打者相手にどのような対応力を見せるのか注目したい。

 佳境に入っているプロ野球では、8月24日、巨人にマジック20が出た。残り試合はどこも30試合を切った。CS争いまでを考えたら、セでは4位の阪神までだと思うが、パは6位のオリックスまでCSの可能性が残る空前の大混戦となっている。

 9月に入れば、もう残りは20試合前後だから、一戦も落としたくない厳しい戦いになってくるはずだ。

 こうなったとき一番大事なのがローテーション。先発じゃないよ、リリーフのローテーションだ。

 90年代の初めくらいまでは、先発は完投、もしくは7、8回まではたいてい投げていたから、あとは抑えがしっかりしていれば、勝ちゲームはつくれた。しかし、今は・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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