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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「阪神園芸さん、あとは藤の花を……」

 

存在感を増す「一番・亀井」


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 少し足踏みしているが、もう巨人優勝は決定と言い切っていいだろう。復帰1年目で5年ぶりのV奪回か。原辰徳監督も、また株を上げたね。

 ほかのチームは、ぜいたくな話だと思っていたかもしれないが、今季の開幕前、打線における巨人の課題は一、二番と言われていた。それがまず、一番に若い吉川尚輝が定着し、あとは丸佳浩坂本勇人のどちらを二番に置くかをキャンプ、オープン戦で試行錯誤していた。

 ただ、開幕から好調だった吉川尚が11試合でいきなり故障離脱。それで一番に入ったのが、ベテランの亀井善行だ。俺は正直、亀井の一番は難しいと思っていた。いつもどこかが痛いと言っていたし、年齢もある。打席が多く、果敢な走塁も求められる一番だと、いつか壊れるんじゃないかと思った。

 それが・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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