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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「まずはオンラインゲームで開幕しよう」

 

俺がゲームのチームを作るなら山田哲の二番は動かせないな


親子のキャッチボール


 いやあ、感染拡大が、まったく終わらんね……。ただ、防止に神経質になるのは仕方ないと思うけど、他府県ナンバーの車に傷をつけるとか、人の心が殺伐としてきたのは嫌だな。この世の終わりじゃないんだから、もっと気持ちを優しく持って、この厳しい状況の中からでも、楽しみを見つけ、あとあとにつなげてほしいね。

 最近、俺もほとんど家から出てないが、時々散歩をすると、平日の昼間に父親と子どもでキャッチボールをしている姿をよく見るようになった。会社に行けず、家にいてもヨメさんに邪魔者扱いされてかわいそう……じゃなく、たぶん、「たまにはのんびりしてて」とヨメさんに優しく言われ、じゃあと子どもの遊び相手をしてるんじゃないかな。30代後半から40代くらいなら、野球好きも多いからね。

 見ていて、自分の子どものころを思い出す。父親や兄貴とキャッチボールしたのは、今もいい思い出だ。今回の自粛の中で、親や兄弟との交流が増え、野球を好きになってくれる子どもが、少しでも増えたらうれしいな。

 それにしても、まったく始まらないね、プロ野球は。台湾ではすでに始まったし、韓国も、もう少し。このゴールデンウイークでしっかり終息させて、日本でも早く野球が始まってほしいと思う。

 もうキャンプが終わって2カ月。前のシーズンが終わって半年くらいか。さらに、あと2カ月くらいは開幕が先になりそうな気配だが、こうなると・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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