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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「名采配と迷采配は紙一重?」

 

長野[背中]の活躍もあって、広島が勢いに乗ってきた/写真=佐藤真一


なぜか賛否両論が多い


 DeNAラミレス監督が通算300勝を達成した。球団の300勝達成監督は別当薫さん、三原脩さんに次ぎ3人目。最多勝の別当さんが494勝らしいが、楽天を除けば、一番少ないんじゃないかな。昔から監督がコロコロ変わる(スポンサーも)チームにあって、ラミレス監督は高く評価できると思う。

 なぜか采配への賛否両論が多い監督で、今年は抑えの山崎康晃の起用法で物議を醸した、というか随分たたかれた。ただ、不安視されていた佐野恵太の四番抜てきが大成功となり、山崎も7回に回したことで球速が上がり、復活の気配を見せている。結果が出ると現金なもので、何となく「さすが! ラミちゃん」みたいな雰囲気になってきた。

 ラミレス監督の特徴は言葉や采配のポジティブさ。負けても勝っても「今日は今日。明日は明日」と引きずらない。これは生まれ育った中南米ベネズエラの文化もあるだろうし、あとはアメリカのほめて育てるコーチングも勉強しているんじゃないかな。

 ラミレス監督は、すでに日本に帰化しているが・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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