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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「今季は大どんでん返しもある?」

 

ブルペンデーで炎上したパットン[写真=高塩隆]


一、二軍の循環を


 酷暑の連戦の中で、パフォーマンスが急激に落ちている選手がいる。オールスターブレークもなく戦い続けているのもあるだろうね。ネジが緩んだみたいというか、故障が増え、“無人けん制球”のヤクルトマクガフや3ボールから併殺打の巨人重信慎之介みたいな信じられないポカもあった。

 監督の采配にも狂いが出ている。連戦を意識し、選手の疲労度を減らそうとやっているのだろうが、投手起用で引っ張り過ぎたり、逆に早めに代え過ぎたりで、裏目に出ることが多くなっている。

 典型的なのがDeNAの9月3、4日の戦いだろう。3日の巨人戦(東京ドーム)が4対13、4日の広島戦(マツダ広島)が12対12。3日は「ブルペンデー」での投手陣崩壊、4日は5対0から追いつかれ、引き離しては追いつかれと、疲れる戦いで7投手をつぎ込んでの痛過ぎる引き分けだった。

 DeNAの投手陣がおかしくなったのは・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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