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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「2月1日からブルペンに入る意味はない?」

 

巨人の戸郷は思い切ってキャンプでは体幹、下半身を鍛えたほうがいい


全員がブルペンはナンセンス


 これが新年一発目のコラムになるのか。俺は18歳までは生まれ故郷の鳥取にいたけど、当時は正月が楽しみだった。お年玉をもらえるからね。ギターを買ったり、プラモデルを買ったりしていたことを思い出す。ただ、プロに入ってからは違う。すごく嫌な気持ちになった。またあの厳しいシーズンが始まる、みたいなね。それが体に染みついたんだろう。61歳になったが、いまだに正月が近付くと、何だか心がざわつくんだ。

 体を動かすと違ってくる。広島時代の自主トレは、大野町の練習場から当時あったチチヤス乳業のテーマパークに走りに行くんだけど、気の合う仲間たちと一緒なので楽しさもあったし、キャンプに入ったら、もうやるしかないと覚悟が決まる。

 ただ、今年のキャンプはどうなるのかな。密になってはいけない、クラスターになってはいけない、というのもある。移動とかお客さんの入れ方とか、いろいろ試行錯誤しているみたいだね。

 以前、キャンプは・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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