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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「阪神・佐藤輝明よ、和製バースになれ!」

 

史上最高の助っ人と言われる阪神のバース


浜風を味方にするのは左?


 昭和の時代、メジャーと日本球界のレベルの差が今以上に大きかったこともあってか、たった一人でチーム力を劇的に引き上げる規格外の助っ人がいた。

 これは2タイプに分かれ、1984年、巨人入りしたクロマティや87年、ヤクルト入りしたホーナーみたいなメジャーの大物選手と、阪急のブーマーみたいに、向こうの実績は大したことがないけど、日本野球にアジャストして大活躍した選手がいる。

 前者より後者のほうがはるかに多く、代表が阪神のランディ・バースだろう。85、86年と2年連続三冠王に輝き、今なお史上最高の助っ人選手と言われるが、ブーマー同様、メジャーの実績はほとんどない。

 自慢じゃないが、俺はバースの全盛期に何度も対戦し、かなり抑えたほうだと思う。楽勝だったわけではない。甘い球は一発でスタンドまで持っていくパワーもあったしね。ただ・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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