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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「佐々木朗希のドラマを今度はフルタイムで見たい」

 

MAXは153キロ。球質もよかった


余計な力が入ってない


 3月12日、プロ野球ファンなら誰もが待っていたシーンが見られた。

 ロッテの2年目、佐々木朗希の初登板だ(対中日。ZOZOマリン)。この日、上限が5000人とは言え、チケットは発売即完売だったと聞く。

 2011年3月11日の東日本大震災で父親と祖父母を亡くした佐々木が、1日遅れではあるけど、その10年後にプロ初の実戦登板か。新聞などからの知識だけだが、彼の震災からの歩みは、そこからテレビの連ドラがつくれるほどドラマチックだ。彼がメジャーに行くときは、俺も解説の仕事でお世話になっている“ドラマのTBS”で特番をつくってほしいな。そのときは1、2分でいいから解説者役で出演させてよ(笑)。

 今からそのときの準備をしようと(?)、俺も食い入るように見ていたが、全12球で打者3人をピシャリと抑えた。

 まず・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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