週刊ベースボールONLINE

川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「楽天・早川のファーストインパクトは、クリス・ジョンソン(元広島)に匹敵。広島・栗林からも目が離せない。」

 

早川にはジョンソン以来の衝撃を感じた


体の使い方がすごい


 少し前の試合になるが、3月14日、田中将大が先発した楽天-DeNA戦(静岡)を見た。目当ては、もちろんマー君。球のキレはまだ物足りないが、相変わらず、安定感がある。普通にいけば2ケタ勝利は堅いだろう。

 この試合、田中のあと、二番手で登場したのが、早大から入ったドライチ左腕の早川隆久だ。正直、マー君との比較で課題が見えてくるんじゃないかな、と少し意地悪い視線で見ていた。

 しかし、これがすごい! 田中と比べても、どっちがベテラン? と思うくらい風格があり、4回を被安打1の無失点でしっかり抑え切った。

 自分自身がサウスポーだったこともあり、左腕というだけで気になっていたが、早川のファーストインパクトは、広島クリス・ジョンソンに匹敵するものだった。ジョンソンは2015年に初来日の左腕だが、最初に見たときゾクッとして体が震えた。あの球のキレは素晴らしかったからね。

 早川に感じた衝撃は体の使い方だ。今の時代、新人投手で150キロを出すのは珍しくないが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

川口和久のスクリューボール

川口和久のスクリューボール

広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング