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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「東海大相模を倒すのは東海大相模なのか?」

 

開幕戦6打点のDeNA田中俊太


智之、エースの顔を


 今回は、わが母校・鳥取城北高(鳥取)にまず、「あっぱれ!」をあげたい。3月26日、センバツ甲子園2回戦、優勝候補の一角、東海大相模高(神奈川)相手に敗れはしたが、0対1の大接戦だった。光ったのが、先発・山内龍亜の好投だ。ヒジの骨折や腰を痛めたこともあり、2年秋まで公式戦はほとんど投げていないというが、スプリットが効果的で、相模のバッターはまったくタイミングが合わなかった。負けたのは残念だが、みんなよく頑張った。夏の大会も期待しているよ!

 東海大相模高と言えば、巨人原辰徳監督、菅野智之大城卓三の母校だが、同じ日に開幕投手となった智之は今一つだったね(東京ドームのDeNA戦)。初回は完璧なピッチングだったが、2回はどうしたんだ、と不思議になるくらいメロメロで、6回3失点降板だった。

 ピッチャーというのは、こういうときもある。別に今後に引きずるようなピッチングじゃなかったと思う。ただね、俺が気になったのは、苦虫をかみつぶしたような仏頂面だ。智之がこれを読んでいたら「わざとしてたわけじゃありませんよ」と怒るかもしれないが・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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