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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「ロメロはDeNAの救世主になるのか?」

 

タトゥーの虎部分は見えず[写真=大泉謙也]


阪神に匹敵する打線


 5月7日から首位の阪神を最下位のDeNAが、本拠地ハマスタに迎えての3連戦。勢いに乗る阪神に、あっさりのみ込まれるかと思われたDeNAだが、初戦は12対6と打ち勝った。

 打線は今、一番・桑原将志で、クリーンアップがオースティン佐野恵太牧秀悟、六、七番にソト宮崎敏郎でしょ。ネフタリ・ソト、オースティン、桑原の復調でつながりも出始めたし、押された局面を一気に変える豪快な一発も出ている。この日も阪神の強力打線相手に、まったくそん色がなかった。

 DeNAは開幕から大きく出遅れ、三浦大輔監督にすれば「4月はなかったことにしてくれないか」と言いたくなるような散々な成績だった。最大の要因は外国人の来日遅れだ。特に打線のバランスが完全に崩れ、新人の牧がいくら打っても勝ちにつながらなかった。

 来日から最短に近い形でソト、オースティンが復帰してからも、2人はしばらく打てなかったが、・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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