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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「阪神首位の功労者は梅野。あと、俺の注目は伊藤将司」

 

阪神首位の原動力となっている梅野


梅野がいなきゃ首位はない


 5月15日、巨人─阪神の伝統の一戦が通算2000試合を迎えた。この2チームは、球界草創期からのライバルで長い歴史がある。伝説ともなっているエキサイティングなゲームが多く、古くは1959年、後楽園の天覧試合、85年には巨人の槙原寛己が甲子園でバックスクリーンに3連発を浴びた試合もあった。

 俺は95年から98年まで巨人にいたけど、当時は乱闘も多かった。98年7月31日、巨人のガルベスが審判にボールを投げつけた試合には驚いたが、甲子園では阪神ファンの独特の雰囲気があって、殺気立った試合になることもあった(ガルベスは一人でカッカしてただけだけど)。

 過去は通算勝利で上回っている巨人が優位に立ち、それに阪神が挑むという展開が多かった。昨年も阪神は巨人にまったく歯が立たなかったが、今年は違う。阪神が首位を走り、巨人が追う立場。対戦成績も5勝4敗と勝ち越している(5月16日現在)。

 阪神首位の功労者は、間違いなく・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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