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川口和久コラム「DB伊藤の“光る”リードが不思議な交流戦を演出?」

 

3戦目のあとセーブを挙げた三嶋一輝[左]とグータッチする伊藤光


なぜか弱いホークス


 2年ぶりの開催となった今年の交流戦は、ちょっと不思議な展開になっている。

 過去、パに圧倒され続けてきたセが、互角以上の戦いをしているだけでも不思議な気がするけど、パの首位で交流戦に入ってきたソフトバンクの3勝にはちょっと驚く(6月5日現在)。例年、パで調子を落としたときも、交流戦で勝ちまくって元気を出してきたセの“天敵”みたいなチームだからね。原因は先発、リリーフとも軸になる投手が足りていないことだろう。それなりに頭数はいて、防御率もいいけど、「こいつが投げたら大丈夫」という絶対的な存在が足りない。

 このソフトバンクに巨人が勝てなかったのも不思議だよね。連敗は止めたけど、1勝2敗で、ソフトバンク3勝のうち2勝を提供しているわけでしょ。坂本勇人らが不在で、万全のチーム状態とは言えないのは確かだけど“顔にビビッて負けた”と言われても仕方ない。

 ソフトバンクが、この不思議な戦いのパ側の立役者としたら・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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