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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「寅年を立浪竜が制するにはあと『2点』が必要だ」

 

昨年急成長を見せた小笠原


先発をあと1人


 新年を迎え、おめでたい、と思ったら、今度はオミクロンか……。

 重症化は少ないようだが、沖縄を見ると、感染力はすさまじいものがある。キャンプはまた無観客になるのかな。

 そうならないことを祈りつつ、少し気が早いが、今シーズンの予想をしてみよう。今週はセ・リーグだ。今年の干支はトラ。変化球なしで行けば、阪神が優勝だが、過去の寅年でいつも優勝しているわけじゃない。

 それでなくとも、今のセ・リーグは、どこも抜きん出た力はない。昨年もセは下馬評が高くなかった2020年最下位のヤクルトが優勝した。村上宗隆オスナサンタナら打線の活躍もあったが、一番は高津臣吾監督がリリーフ陣を整備し、我慢しつつ回せたからこそだったと思う。ただ、連覇を狙える盤石の戦力かと言えばクエスチョンマークがつく。

 順位予想はキャンプを見たあとにさせてもらうが、今年のセをかき回す存在はどこかと考えたとき、俺は立浪和義新監督の中日が面白いと思っている。

 中日は昨年・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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