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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「首位に12.5差? まだまだこれからでしょ!」

 

4月21日の横浜戦は雨天コールドで阪神敗戦


交代時期に疑問


 4月21日、大阪のABCラジオで横浜スタジアムのDeNA-阪神戦の解説をした。18時プレーボールだったが、最初から雨模様で、天気予報では徐々に本降りになっていくということだった。

 阪神はブルペンデーでリリーフの齋藤友貴哉を先発させた。ロングリリーフもできる右腕で、首脳陣は将来的に先発起用として期待しているようだ(来年誰が首脳陣かは別として)。先発を休ませるだけでなく、齋藤を3回、そのあと小刻みにつなぐ継投は、途中コールド濃厚と考えれば悪くない選択に思えた。

 俺も巨人コーチ時代、ブルペンデーは経験したが、これが難しい。リリーフ投手を何人も使うということは、どうしたって調子の悪い投手が入ってくる。イニングの設定はするが、いけると思ったら予定以上投げさせたいし、原辰徳監督がせっかちなので(笑)、説得しきれず早めに代えざるを得なかったこともある。投手コーチの腕の見せどころとも言えるが、いつもよりあわただしい日になる。

 気を使ったのが、選手のメンタルだ。いつもなら試合状況がこうなれば自分の出番とインプットされているけど・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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