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川口和久コラム「DeNAを待つのは『Wの悲劇』か『Wの歓喜』か?」

 

監督通算100勝を挙げた三浦監督[前列左]


終盤戦の主役は?


 ヤクルトがほんの少しだけバタバタし、8月7日時点で2位との差が1ケタの8.5ゲームとなっている。体調不良で離脱した村上宗隆の復帰時期次第でもあるが、今までのように圧倒的な強さで勝ち進むことはないと思う。ただ、残り試合を考えれば、他チームの逆転は考えづらく、このまま逃げ切る可能性は高い。

 こうなると、注目は混戦が続く2位以下からどこが抜け出すか。最有力候補は現在2位の阪神。打線の破壊力はないが、ピッチングスタッフは万全だ。青柳晃洋伊藤将司ら先発陣の頭数がそろい、浜地真澄湯浅京己岩崎優と勝利の方程式も確立して大敗や連敗の少ないチームになっている。

 ただ、俺が阪神を勝り、ここからの主役になると思っているのが、8月6日の中日戦(バンテリン)で三浦大輔監督が通算100勝目を挙げたDeNAだ。もともと桑原将志佐野恵太牧秀悟宮崎敏郎がそろった打線は強力だし、やや物足りなかった破壊力を持つオースティンが戦線に戻り・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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