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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「現役ドラフトはやがてマッチングアプリになる?」

 

中日からDeNAに移籍した笠原


陽川ははまるだろう


 最近はコロナ禍もあって、リアルな若い男女の出会いが減り、マッチングアプリに代わっているという話を聞いた。思わぬ出会いや、一目惚れがあり、デートを重ね、相手の気持ちや性格などを探り合いながら、まずは友達になり、そこから恋人になっていくのは恋愛の醍醐味だと思うが(俺はそういう駆け引きはヨメさんとだけ)、インターネットで条件を照らし合わせながらのほうが、いざ付き合うとき、「だまされた」となりにくいのかもしれないな。ウソの情報でだまし、犯罪になっているケースも多いが、実際の出会いもそうだからね。

 俺は現役ドラフトを見ていて、「いっそのことマッチングアプリにしてみたら」と思った。互いに自分に合った“恋人”を探しているわけだから、選手がそこに自分のデータを登録し、球団側は、高身長、高収入じゃないけど、「20代前半左腕、180cm以上。球種はフォークが必須で、ストレートの回転数2000以上。年俸は1000万円以下」と条件を入れるとかね。味気ないけど、10年くらいしたら、本当にそうなっていそうで怖い。

 冗談はさておき。第1回は、どんな結果になるのかと思ったが、それなりの選手が動いて面白かった。最近は契約更改でごねるやつもすっかり減ったし・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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