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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「新外国人投手で見えた原巨人V奪回のシナリオ」

 

先発候補のグリフィン


重要な一、二軍の連携


 2年連続でV逸、しかも2022年はBクラス4位に沈んだ原巨人。V奪回は至上命令とも言えるが、キャンプでは新人の門脇誠をはじめ、若手野手陣が着実に成長している。すぐさまレギュラーを脅かすとは思えないが、将来を担う逸材がそろい始めたと言っていいだろう。

 投手陣での大きな光明は、新外国人投手2人だ。まず、2月22日、キューバ代表戦で先発したグリフィンだが、190cmの長身左腕でリーチが長く、ボールに力があった。この時期ですでに150キロ台が出ていたし、変化球のキレもよい。

 フォームで目立つのはリリースが遅いことだ。背筋を使う時間が長く、打者の近くでボールを離せているから、体感スピードもそうだが、変化球もかなり打者寄りで変化しているように見えるはずだ。得意球のカットボールを高めにうまく使い、キューバ打線を抑え込んでいた。

 二番手で投げたビーディは・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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