野球と彼女の気になる関係を存分に語ってもらう週刊ベースボールの連載『野球女子』。今回は「ポケモンウイーク」で自身3度目の始球式を務めた中川翔子さんが登場です。
中学生のときには少しの間、ソフトボール部に入っていたという
ポケモンウイークの7月11日、東京ドームの
巨人戦で始球式を務めさせていただきました。投げる前から「ノーバンゲットだぜ!」って絶対に言うぞ! と思っていたので、あと少し届かなかったのが本当に悔しい。子どものころから投げるのが得意だったモンスターボールだったら、絶対に届いたはずなのに!
始球式は3回目だったんですけど、東京ドームは初めて。わが家はみんなずっと巨人ファンだったので、野球の一番の聖地だなと思いましたね。特に天国のおじいちゃんは喜んでくれたんじゃないかな。おじいちゃんは大の巨人ファンで、よくバッティングセンターでホームランをかっ飛ばしていて、いつもそこについて行っていました。それに、私を初めてポケモン映画に連れて行ってくれたのもおじいちゃんだったんです。
中学生のときにソフトボール部に入っていたことも思い出しましたね。クラスのイ
ケイケの女子に誘われて、自分もイケイケになれるかなと思って入部したんですけど(笑)、全然ボールが捕れなくて3カ月くらいでやめてしまい……。でも、そのときの球拾いが未来に生きてくる、なんでもいつかのための経験値になるんだなっていうのはびっくりです。
今回は野球とポケモンのコラボですが、ぴったりのマッチングだなって思うんです。ポケモン映画が地球に誕生して今年で20周年。かつてポケモンが大好きだった子どもが大人になって、お父さんお母さん世代になって、親子でポケモンを楽しめるようになっています。すべての世代が、みんな笑顔になれて、ワクワクできる。それは野球もポケモンもいっしょ。どちらもすごくポジティブなエネルギーに満ちた世界だし、行けば必ず素敵な思い出になるので、この夏は野球とポケモンを楽しみまくってください!
写真=矢野寿明 ●中川翔子(なかがわ・しょうこ)
1985年5月5日生まれ。東京都出身。歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターなどさまざまなフィールドで活動中。2020年東京オリンピック・パラリンピックの「マスコット審査会」の委員も務める。