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2018沖縄キャンプ展望

選手たちが語る沖縄キャンプの楽しみ方

 

いよいよ球春到来! 2018年シーズンへ向けた春季キャンプの開幕が近づいてきた。沖縄キャンプの見どころや注目ポイント、魅力をお伝えしていこう。最終回となる今回は、『週刊ベースボール』の人気コーナー「LOCKER ROOM」の特別編として、それぞれのキャンプ地とキャンプにまつわるあれこれを、9球団の選手たちに語ってもらった

2018沖縄キャンプガイドvol.4


vol.1「沖縄キャンプのはじまり」はこちら
vol.2「沖縄キャンプ9球団見どころチェック」はこちら
vol. 3「沖縄キャンプ9球団の注目選手チェック」はこちら

東北楽天ゴールデンイーグルス
伊志嶺忠[捕手]が語る沖縄キャンプ

アメリカンビレッジがオススメ
 僕は高校まで沖縄・北谷で過ごしました。近くには2月に中日がキャンプをしている北谷公園野球場もあります。ここは僕が高校時代にプレーした場所。試合があると大きな声援をもらえるのでありがたいですね。行かれたことがある方も多いかもしれませんが、沖縄は1年中暖かくて、海がキレイで最高の場所。「美ら海水族館」には有名なジンベエザメもいますし、誰が行っても楽しめること間違いなしですよ。
 あと、地元の近くには「美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ」という場所があります。僕が利用するときはたいてい買い物がメーンなのですが、観覧車や映画館などもあるので家族連れにはオススメです。


北海道日本ハムファイターズ
清水優心[捕手]が語る沖縄キャンプ

毎年楽しみな充実のランチメニュー
 僕はキャンプのお昼ご飯が毎年楽しみなんです。二軍キャンプ地の国頭では、ランチにクロワッサンが用意されるんです。中にチョコレートやカスタードが入っているのですが、これが絶品! 制限がなければ何個でも食べられるのですが、体質的に太りやすいので1日1個と自制しています(笑)。
 一軍キャンプ地の名護では麺や飯物の種類が豊富で、こらちも本当においしい。毎日どれを食べようか悩むのも楽しいですね。オフの日には釣りに行ったこともあります。国頭の宿舎の近くはとても景色がきれいですしね。いおしい食べ物も多いですが、体重を管理している立場なので、なかなか食べられないのがジレンマです。でも、これはしょうがないですね。


千葉ロッテマリーンズ
佐々木千隼[投手]が語る石垣島キャンプ

石垣島の海の色は格別
 昨年、初めて石垣島キャンプに参加しました。ルーキーということで休日はイベントなどがあり、特別出掛けることはできませんでしたが、部屋から見えた海のきれいさに驚きました。石垣島のオススメはやはり海ですね。色が違うんです。ボーッと見ているだけで癒やされるような感じでした。今年はオフに、少し出掛けてみたいですね。川平湾とか。有名ですし、行ってみたいです。
 オススメの食事はやはり石垣牛。田村(龍弘)とかと行った「石垣屋」で食べた肉は全部おいしかった。あと僕は海ぶどうに島らっきょう、ジーマーミ豆腐と沖縄料理がけっこう好きなんです。おいしいご飯が多いので、遊びに来られる方には楽しんでほしいです。


広島東洋カープ
大瀬良大地[投手]が語る沖縄キャンプ

沖縄料理をぜひ食べてください
 沖縄では実戦が増え、宮崎の一次キャンプとは練習メニューも変わります。投内連携で課題が見つかればブルペンでの投球前に復習するようにしていますし、守備練習はその日の状態によってどうしてもムラが出てしまうので、集中して1本1本入るようにしています。沖縄では実戦登板に合わせた練習が多くなり、外出する機会はあまり多くありません。それでも暖かくて過ごしやすい、キャンプに適した土地だと思います。
 沖縄料理も大好きです。九州共立大のときに沖縄出身のチームメートがいて、仕送りを分けてもらっていました。スパムを使った料理やゴーヤチャンプルーなどおいしいものがたくさんあるので、ぜひ来てもらいたいですね。


阪神タイガース
岩田稔[投手]が語る沖縄キャンプ

北谷でご飯&ショッピングを堪能
 沖縄キャンプでは1カ月という滞在期間中、8、9回は食べに行くお店があります。北谷にある「いちげん屋」で、お好み焼きにもんじゃに鉄板焼きと、なんでもおいしいんです。もちろん沖縄料理やステーキといったご当地グルメも大好きなんですが、毎日同じモノを食べ続けたらさすがに飽きますよね。そんなときに「いちげん屋」でご飯を食べたら落ち着くんです。豚キムチから白ご飯、スジコンガーリックと来れば、もう最強です。
 休日はよく買い物に出掛けるんですが、北谷はオシャレな洋服屋さんも多くていいですよ。あと、僕もたまに走らせてもらう海沿いのランニングコースは風も心地よいので、ぜひ1度走ってみてほしいですね。


横浜DeNAベイスターズ
田中浩康[内野手]が語る沖縄キャンプ

郷に入り、特産物や料理を楽しむ
 プロ入り後からキャンプ期間はほとんどを沖縄で過ごしてきましたが、お気に入りは浦添商高近くにある『高江洲そば』です。ここの看板メニューでもある、おぼろ状の豆腐が入った「ゆしどうふそば」とジューシー(炊き込みご飯)のセットは本当に絶品。
 もう一つは、自主トレで訪れたときに出合った『ゆたかやそば』(沖縄県北中城村)の「中味そば」です。中味とは沖縄で豚のホルモンを意味し、正月などの祝い料理として使われるそうです。お店の居心地も抜群で、また行きたいという気持ちにさせてくれます。キャンプは1カ月の長丁場。そのキャンプ地の郷に入り、地元の特産物や料理を楽しんで乗り切ることが醍醐味です。


読売ジャイアンツ
辻東倫[内野手]が語る沖縄キャンプ

阿蘇の魚料理は絶品!!
 沖縄は暖かいので動きやすいですね。今年1月は東京が10度以下で寒そうなのに、僕が坂本(勇人)さんと自主トレをした沖縄は20度を超える日も多かったので、いい練習ができました。
 何と言っても、沖縄は食べ物が美味しい。中でも(アグー豚の)豚しゃぶが美味しいです。アグー豚は脂がのっていて、身が締まっています。疲れが飛んでスタミナがつく気がします。ほかに毎回行くのは那覇の『阿蘇』というお店です。数年前に高橋(由伸)監督と自主トレに行ったときに初めて連れて行ってもらいました。好きな魚を選び、塩焼きか、照り焼きかでいただきます。すごく美味しいお店なので、沖縄に来ると、そこの料理を食べるのが楽しみです。


■中日ドラゴンズ
柳裕也[投手]が語る沖縄キャンプ

ソーキそばがお気に入りです
 僕は昨年が初の春季キャンプでしたが、沖縄は温かくて体がよく動き、練習がやりやすかったです。ただ、1日の流れが分からずに「次は何をやるんだろう。どうやってやるんだろう」と余裕がなく、精神的に疲れてしまいました。今年はそれがない分、昨年よりはいい感じで入れると思っています。
 オフにはジッとしているのが苦手なので、アメリカンビレッジに買い物に行ったりしてリフレッシュしていました。宿舎は(鈴木)翔太と同部屋で、分からないことを聞いたり、いろいろ話をできたので、翔太が一緒で良かったです。沖縄の食事だと、ソーキそばが特にお気に入りですね。柔らかめのお肉がおいしかったので、今年も楽しみにしています。


東京ヤクルトスワローズ
森岡良介[コーチ]が語る沖縄キャンプ

島らっきょうは最高のおつまみ
 ヤクルトは沖縄・浦添市で一軍キャンプを行います。これは現役時代のときの話ですが、練習でヘトヘトになったあとの楽しみといえば、やっぱり食事でした。僕は沖縄で作られている野菜の「島らっきょう」が大好き。あのシャキシャキした食感とピリッとくる辛味が、とってもおいしい。少ししょうゆをたらせば、沖縄のオリオンビールに合う最高のおつまみになります。
 長く滞在していると、沖縄料理に飽きてくるという人もいるけれど、僕はいつも、最後まで平気でしたね。でも30歳を過ぎてからは、極力お酒を控えるようにしていました。せめて休みの前日くらいにとどめていましたね。暴飲暴食は体に良くないですから。


沖縄プロ野球キャンプ2018
https://www.okinawabaseball.com/

写真=BBM

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