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桑田真澄、三浦大輔、石井一久、小久保裕紀…今季就任の新監督・コーチの偉大な成績とは

 

 現在のプロ野球界を見渡すと、原辰徳工藤公康井口資仁と現役時代に数々の記録や名場面を生み出した選手が監督を務めている。また、コーチ陣も同じく一時代を築いた名選手が多く務めており、現役時代を知るファンは感慨深いだろう。今季も各チームが往年の名選手を監督やコーチとして新しく招いているが、その中から現役時代に際立った成績を残した新監督、新コーチをピックアップしてみた。
※配置転換ではなく新たに就任した監督・コーチが対象

監督、コーチとしても活躍できるか?


巨人での現役時代の桑田


●巨人・桑田真澄一軍投手チーフコーチ補佐

 今季から就任した新コーチの中で、最も注目を集めたのは巨人一軍投手チーフコーチ補佐となった桑田真澄だ。PL学園高時代には清原和博とともに大きなムーブメントを巻き起こし、巨人入団後は18番を背に巨人のエースとしてプレー。現役20年間で442試合に登板し、巨人の選手では歴代7位となる173勝を記録した。

 抜群のコントロールを武器に活躍した桑田だが、投球技術だけでなく打撃や守備能力も優れていた。特に本人も得意だと自負している守備は、ゴールデン・グラブ賞に8回選出。これは投手では歴代最多タイとなる記録だ。プロ野球でのコーチ経験がない中での抜擢だが、果たして桑田の指導で巨人投手陣がどのように変わるのか注目したい。

横浜での現役時代の三浦


DeNA三浦大輔監督

 DeNAの新監督に就任した三浦大輔も、現役時代はチームのエースとして活躍した選手。1992年ドラフト6位で入団した三浦は、1995年に一軍の先発ローテーションに定着すると、97年には10勝をマーク。背番号18を背負った1998年はチームのリーグ優勝、日本一に貢献する活躍を見せ、以降は絶対的なエースとして君臨した。

 ただ、打線の援護が受けられない試合も多く、2ケタ勝利は7度のみ。負け越すシーズンも多かった。それでも21年間にわたり2ケタ先発登板を続け(日本記録)、チーム歴代で3位となる通算172勝をマーク。チーム史に残る偉大な選手の一軍監督就任とあって、今季は久しぶりのリーグ優勝を期待したいところだ。

ヤクルトでの現役時代の石井


楽天石井一久監督

 楽天は石井一久が今季から一軍監督に就任。現役時代はヤクルトのエースとして活躍し、2001年オフにメジャーに移籍。移籍先のドジャースでは3年連続で勝ち越すなどチームに貢献した。帰国後は再び古巣ヤクルトに戻った後、2008年からは西武でプレー。NPB通算143勝、MLBでは39勝と日米両方で目覚ましい活躍を見せた。

 2013年限りで現役を引退した後は、2018年に楽天の取締役兼GMに就任。今回、取締役とGMはそのままで監督も兼任という形になり、一人3役という忙しいシーズンを送ることになる。引退後に監督をするかどうか問われた際、石井は「監督には向いていない」と公言していたが、まさかの展開となった。

ダイエーでの現役時代の小久保


ソフトバンク小久保裕紀ヘッドコーチ

 ソフトバンクでは、2017年まで野球の日本代表監督を務めた小久保裕紀がヘッドコーチに就任した。現役時代は強打を武器にダイエー(ソフトバンク)と巨人の主軸として活躍。最多本塁打と打点王のタイトルの獲得はそれぞれ1度のみだが、毎シーズンのように本塁打を量産し、現役18年で413本(歴代17位)もの本塁打を積み重ねた

 小久保は現役最後の年となった2012年に史上41人目となる2000安打もマーク。400本塁打と2000安打の両方を達成した。実は大卒入団選手での400本塁打、2000安打達成はそれまで長嶋茂雄山本浩二金本知憲の3人しか成し遂げておらず、NPBでもレアな記録達成となった。

 ほかには、伊藤智仁が楽天から古巣ヤクルトの投手コーチに復帰、DeNAが仁志敏久を二軍監督に抜擢するなど、今季も魅力的な人事が多く見られる。また、西武の大石達也など現役時代にあまり活躍できなかった選手もコーチに就任しているが、指導する側で才能を発揮する可能性は十分にある。新監督・新コーチ就任でどれだけチームが変わるか、ぜひ注目したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM


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