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田中に高橋、鈴木…2021年のプロ野球界で最も多い名字は?

 

今季、メジャーから日本球界に復帰した田中だが、その名字は日本では多い


 ヤンキースをFAになっていた田中将大が8年ぶりに古巣・楽天に復帰。田中が復帰したことで、名字が「田中」の楽天所属選手は計3人(田中貴也田中和基)になった。田中は日本で多く見られる名字だが、プロ野球全体では何人いるのだろうか? また、最多は日本で最も多いとされる「佐藤」なのだろうか? 選手の名字を調べてみた。

2021年のプロ野球で最も多いのは「鈴木」


 2021年2月19日での登録選手の名字を調べた結果、以下のようになった。
※異字体は同じとして集計


●第1位 鈴木……13人

鈴木翔太阪神
鈴木博志中日
鈴木誠也(広島)
鈴木寛人(広島)
鈴木裕太ヤクルト
鈴木昭汰ロッテ
鈴木将平西武
鈴木大地(楽天)
鈴木翔天(楽天)
鈴木健矢日本ハム
鈴木遼太郎(日本ハム)
鈴木優オリックス
K-鈴木(鈴木康平)(オリックス)

 2021年のプロ野球で最も多い名字は「鈴木」だった。13人が登録している。鈴木性の代表選手はやはり広島の鈴木誠也だろう。昨季は個人タイトルなしに終わったがメジャーも注目するNPBの至宝。今季も要注目の選手だ。

●第2位 田中……12人

田中豊樹巨人
田中優大(巨人)
田中健二朗DeNA
田中俊太(DeNA)
田中広輔(広島)
田中法彦(広島)
田中正義ソフトバンク
田中靖洋(ロッテ)
田中将大(楽天)
田中和基(楽天)
田中貴也(楽天)
田中瑛斗(日本ハム)

 第2位は「田中」。今季の登録選手数は12人で、残念ながら1位の鈴木に1人及ばなかった。広島の田中広輔、楽天の田中和基と小兵タイプの野手が目立つが、楽天の田中将大の存在感が圧倒的だ。久しぶりの日本のマウンドでどのようなピッチングを披露してくれるのか楽しみにしているファンも多いだろう。

阪神・佐藤輝明


●第3位 佐藤、高橋……11人

佐藤輝明(阪神)
佐藤蓮(阪神)
佐藤優(中日)
佐藤宏樹(ソフトバンク)
佐藤直樹(ソフトバンク)
佐藤都志也(ロッテ)
佐藤奨真(ロッテ)
佐藤龍世(西武)
佐藤智輝(楽天)
佐藤優悟(オリックス)
佐藤一磨(オリックス)

高橋優貴(巨人)
高橋遥人(阪神)
高橋宏斗(中日)
高橋周平(中日)
高橋昂也(広島)
高橋樹也(広島)
高橋大樹(広島)
高橋奎二(ヤクルト)
高橋純平(ソフトバンク)
高橋礼(ソフトバンク)
高橋光成(西武)

 第3位は「佐藤」と「高橋」が11人で並ぶ形となった。佐藤で注目なのが阪神のドライチ、佐藤輝明だろう。キャンプ、練習試合で快音を響かせており、1年目からの活躍が期待される。「高橋」は、昨季チームの優勝に大きく貢献した高橋礼をはじめ投手が多い。高橋純平、高橋優貴、高橋遥人といった今後が期待される投手も見逃せない。


西武・中村剛也


●第5位 中村、伊藤……10人

中村奨成(広島)
中村恭平(広島)
中村祐太(広島)
中村悠平(ヤクルト)
中村晃(ソフトバンク)
中村宜聖(ソフトバンク)
中村亮太(ソフトバンク)
中村奨吾(ロッテ)
中村稔弥(ロッテ)
中村剛也(西武)

伊藤海斗(巨人)
伊藤優輔(巨人)
伊藤和雄(阪神)
伊藤将司(阪神)
伊藤康祐(中日)
伊藤光(DeNA)
伊藤裕季也(DeNA)
伊藤大将(ソフトバンク)
伊藤翔(西武)
伊藤大海(日本ハム)

 第5位は「中村」と「伊藤」が並んだ。「中村」はベテランの中村剛也をはじめ、中村晃や中村奨成など野手が多い。また、広島とソフトバンクが各3人ずつというのも特徴だ。一方、「伊藤」は巨人、阪神のライバル球団2チームが2人ずつ在籍しているが、注目は巨人の新人・伊藤優輔。対外試合でも好投を見せており、オープン戦での活躍が期待される。

ソフトバンク・石川柊太


●第7位 石川……9人
石川慎吾(巨人)
石川昂弥(中日)
石川翔(中日)
石川達也(DeNA)
石川雅規(ヤクルト)
石川柊太(ソフトバンク)
石川歩(ロッテ)
石川直也(日本ハム)
石川亮(日本ハム)

 第7位は9選手の「石川」だ。ヤクルト投手陣を長年支え続けた石川雅規や、ロッテ投手陣の要である石川歩、昨季最多勝のソフトバンク・石川柊太と注目投手がそろっている。野手では中日の石川昂弥が、2年目のブレークが期待される存在。チームに欠かせない存在になるためにも、まずは一軍定着を目指したい。

 ちなみに、8位以下は「渡辺」が8人、「吉田」「山本」「松本」が各7人、「森」が6人という順になっている。

 また、現時点で948名の選手が登録されているが、漢字も読みもまったく同じという「同姓同名」が1組だけいる。それが「坂本勇人」だ。ドラフトでも話題になったので覚えている人も多いだろう。どちらも巨人所属の選手だが、一方は昨季2000安打を達成したトップ選手で、一方は昨季のドラフトで指名された育成枠の捕手だ。

 2021年のプロ野球界で最も多い名字は13人の「鈴木」。日本で一番多い「佐藤」は3位と、プロ野球界でトップとはならなかった。また、田中将大が復帰した「田中軍」は12人で惜しくも「鈴木軍」に届かず。さて今季はこのような並びとなったが、来季は果たしてどうなるのか。さすがに早すぎるが、今オフのドラフトにも注目だ。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM


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