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センバツ出場校プレーバック

【東海大相模(神奈川)2年連続12回目】震災直後の2011年大会で2度目の優勝

 

センバツ出場校のこれまでの試合を振り返る「センバツ出場校プレーバック」。第6回は東海大相模。

エース・近藤正崇は6回からの登板となった。最後の打者を三振で締めくくりマウンドにナインが集まる


第83回大会(2011年)
決勝
東海大相模6−1九州国際大付属

 東日本大震災直後で開催も危ぶまれた83回大会。その大会を制したのが東海大相模だ。

 東海大相模はエース・近藤正崇の連投を考慮し左腕・長田竜斗を先発に起用した。対する九州国際大付属(福岡)はエース・三好匠を先発させた。両先発とも初回からランナーを背負うピッチングが続く。それでもお互いホームは踏ませずしのぐが3回、東海大相模が得点につなげる。

 この回先頭の一番・渡辺勝が左中間を破ると中継が乱れる間に一気に三塁を陥れた。一死後、三番・田中俊太と四番・佐藤大貢のタイムリーで2点を先制した。4回にも渡辺の三塁打で1点、5回には佐藤の2ランで2点を追加した。東海大相模打線は二回り目で三好をつかまえ一気に勝負を決めた。

センバツでの優勝は11年ぶりだった


 アグレッシブベースボールを合言葉にバント・盗塁・エンドランを駆使して勝ち上がってきた東海大相模は決勝戦でも見事に体現したのだった。


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