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センバツ出場校プレーバック

【市和歌山(和歌山)2年ぶり7回目】「平成最後の開幕戦」は市立対決。市和歌山が粘る呉を振り切りサヨナラ勝利

 

センバツ出場校のこれまでの試合を振り返る「センバツ出場校プレーバック」。第15回は市和歌山。

市和歌山・岩本は7回二死まで無安打の好投。11回を2安打完投


第91回大会(2019年)
1回戦
市和歌山3x−2呉

 平成最後の甲子園は、開幕戦から熱戦が展開された。1回裏、5回裏に1点ずつを奪った市和歌山は先発の2年生左腕・岩本真之介が、7回二死まで無安打投球と好投を披露。だが、呉も意地を見せる。7回表に池田駿が放ったチーム初安打が適時打となり1点差とすると、9回表に沼田歩の三塁打後に眞田和弥がスクイズを敢行。これが野選となり試合は延長へ。勝敗が決したのは11回裏。二死二塁から片山柊也が中前へ適時打を放って市和歌山がサヨナラ勝ち。緊迫の開幕戦を市和歌山が制した。

11回裏二死二塁から片上の中前安打、二走・山田が生還しサヨナラ勝利


 市和歌山は続く2回戦の高松商戦も勝利し、52年ぶりの8強進出を果たした。

 2年ぶり7回目のセンバツ出場となる今大会。プロ注目右腕・小園健太と強打捕手・松川虎生の二枚看板を擁し、2009年の清峰(長崎)以来遠ざかる、センバツでの公立校優勝を目指す。


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