最も優れたバッテリーは果たして、どの組み合わせか。野球ファンの投票によって決まる「2021 プロ野球月間最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の10月度受賞バッテリーが15日に発表された(対象は9月27日から11月1日)。

　セ・リーグは高橋遥人-坂本誠志郎の阪神バッテリーが受賞。高橋投手は期間中、10月8日のヤクルト戦(神宮)では5回4失点だったが、以降の2登板では7回無失点、8回無失点に抑えていた。終盤に出場機会を増やした坂本捕手は巧みなリードが光った。

　高橋投手は「選んでいただきうれしいです。捕手のみなさんに引き出していただいて、良い投球ができたと思います」と周囲に感謝の言葉を述べ、坂本捕手は「遥人のおかげでいただくことができた賞だと思います。来年からは1人でも多くの投手とバッテリーとしての賞をいただけるように、そして“坂本のおかげで”と投手からもチームからも言ってもらえるようにやっていきたいと思います」と決意を口にした。

セ・リーグ10月度「2021 プロ野球月間最優秀バッテリー賞」発表！

　パ・リーグは山本由伸-若月健矢のオリックスバッテリーが受賞。今回で4度目の月間最優秀バッテリー賞に輝いた常連コンビ。球団記録の自身15連勝を挙げた山本は、期間中4試合計32イニングを投げて32奪三振、防御率0.84と圧倒的だった。

　山本投手は「チームが優勝争いをしていましたし、そういう中で今回も選んでいただき、非常にうれしく思います。1試合1試合の重みをとても感じてできたことも、今後につながるいい経験になったと思います。若月さんはもちろん、たくさんの方に支えてもらった結果です」と喜びを表し、若月捕手は「今回も受賞することができて、とても光栄に思います。シーズン終盤の負けられない試合が続いていたんですが、そういう中でも由伸はベストピッチを続けていたので、本当にさすがだなと思いました」とエースを称えた。