12月10日に開催される「名球会ベースボールクラシック2022沖縄」の記者会見が11月17日、開催地の沖縄セルラースタジアム那覇の一室で行われ、一般社団法人日本プロ野球名球会の山本浩二理事長と、宮本慎也氏が出席し、当日出場するセ・パ両リーグの選手を発表した。セ・リーグは21人、パ・リーグは14人が出場する。

　　セ・パ両リーグに分かれての名球会オールスター戦でセ・リーグ監督の山本理事長は「(出場選手は)ユニフォームを着れば昔を思い出し、頭の中は現役のつもりでやるはず。動けるがどうかというところはあるが、十分に面影があるので楽しんでもらえれば」と来場に呼びかけ。またパ・リーグ側の投手陣は監督を務める東尾修氏、そして米田哲也氏の2人しかいないことから、隣席の宮本氏に対して「彼は今52歳で普通だったら大ベテランだが、名球会ではまだまだヒヨッコ。もちろんピッチャーもやってもらう」と、試合中にチームを移ってプレーするようにと懇願する場面も。

「どう考えても二人だけでは完投できないので、ちょっと入り乱れるかもしれないがその辺りも加味して楽しんでほしい」と要望に応えたい意思を示した宮本氏は「肉離れ寸前になるまで、言われたところを精一杯全力で頑張る」と、エネルギッシュにプレーすると誓った。

　本イベントは沖縄の本土復帰50周年と、那覇市市制100周年記念として催される。山本氏は「(広島で)現役時代から沖縄にお邪魔している。お世話になった沖縄に対して感謝を込めてプレーする」と語り、宮本氏は「僕も(ヤクルト時代)キャンプ地として、そして公式戦もさせてもらった沖縄は野球人として縁が深い場所。ぜひ球場へ足を運んでほしい」と、沖縄の野球ファンに向けてメッセージを送った。

　開催当日は10時半からこども野球教室が行われ、一般開門は11時。11時半から名球会の練習が始まり、13時プレーボール予定となっている。

『名球会ベースボールクラシック2022沖縄　出場選手』
※( )は背番号

【セ・リーグ】
＜監督(兼外野手)＞
山本浩二(8)

＜投手＞
平松政次(27)
山本昌広(34)
佐々木主浩(22)
岩瀬仁紀(13)
黒田博樹(15)

＜捕手＞
古田敦也(27)
谷繁元信(27)
阿部慎之助(10)

＜内野手＞
松原誠(25)
駒田徳広(10)
野村謙二郎(7)
石井琢朗(5)
宮本慎也(6)
新井貴浩(25)
荒木雅博(2)
鳥谷敬(1)
坂本勇人(6)

＜外野手＞
柴田勲(7)
アレックス・ラミレス(3)
福留孝介(8)

【パ・リーグ】
＜監督(兼投手)＞
東尾修(21)

＜投手＞
米田哲也(18)

＜捕手＞
和田一浩(5)

＜内野手＞
有藤通世(8)
小久保裕紀(9)
小笠原道大(2)
井口資仁(6)
松井稼頭央(7)
福浦和也(9)
内川聖一(1)

＜外野手＞
土井正博(3)
福本豊(7)
新井宏昌(25)
栗山巧(1)

名球会オールスターが沖縄に集結！
「名球会ベースボールクラシック沖縄2022」
日時：2022年12月10日(土)13:00
会場：沖縄セルラースタジアム那覇
中継放送・配信：OTV沖縄テレビ放送、全国インターネット配信(予定)

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写真＝BBM