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坂口智隆さん「楽に楽に、前に前に」初の自著への思いを語る

 

近鉄、オリックスヤクルトで活躍した坂口智隆さんの初の自著『逃げてもええねん』(ベースボール・マガジン社刊)が6月21日に全国書店にて発売。17日には神保町の書泉グランデにてサイン会を行った坂口さん。現役生活を送る中で得た「グッチの哲学」を紹介した本書について、その思いを語ってもらった。

今を生きる人たちへのエール


サイン会では、用意された椅子を使わず、来てくれた方をお迎えしたいと立ったまま、約200名にサイン。「男気あふれすぎ」とSNSで話題になるほどの「神対応」を見せた


 生きづらい世の中で、もがく人が多い時代。坂口さんは、読んでくれる人の心に何か少しでも届けばと本書の執筆を決めた。

「でも、がっつり悩みに対処する本じゃないんで(笑)。好きなところから気楽に読んでほしいです」

 移籍やケガ、新しいポジションへの挑戦など、現役時代のさまざまなエピソードを散りばめた本書は、人間関係の築き方や仕事のステップアップ法など、今を生きる人たちへのエールにしたいという坂口さんの思いの見える構成になっている。

「書いてあることに、これが正解というのはないので、どれか一言でも1行でもこんな考え方なんや、と思ってもらえたらうれしい。ぱっと開いて、目に止まったページを見てもらってもいいです。僕はけっこう、そうやって本を読みます。どこからでも、気になった項目のところを読んでもらえれば」

 来場者からは本の題名に惹かれて買ったという言葉も聞かれた。『逃げてもええねん』というタイトルは、気持ちを楽にしながら前に進むという、坂口さんの人生哲学からきている。さまざまな案を考え、関西弁のニュアンスも吟味して、坂口さん本人が最終的に決定した。

 本の「おわりに」では、生き方に「正解なんてないので、楽に楽に。決断したなら、前に前に」と書いている坂口さん。本の読み方についても「楽にページをめくってほしい」と笑顔を見せた。

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写真=BBM

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