ここでは2010年から19年まで10年間のセ・パ両リーグのベストナインを編集部で独自に選定。成績はこの10年で最も良い成績を収めたシーズン、もしくはタイトルを獲得したシーズンのもので、その年の写真をチョイスした。 ※成績下は同年の主な獲得タイトル 17、18年の2年連続で沢村賞を受賞した菅野
リーグ3連覇のG&C勢がズラリ
パ・リーグとは異なり、現役を引退した4選手を選出。うち3選手が
巨人で、2012〜14年のリーグ3連覇と12年の日本一の立役者だ。編集部内で紛糾したのが中継ぎ投手で、10年に現在もなおNPB最多記録の47ホールドを挙げ、11年にはMVPにも輝いた
浅尾拓也[
中日]もいたが、16年まで60試合以上登板を続けた山口を選出した。一塁手はロペスと
新井貴浩[
広島ほか]の争いも、NPB公式戦記録の1623守備機会連続無失策を含めたトータルで前者に。実績で群を抜く原監督、捕手及びそのほかの内野手は満場一致。外野手では
筒香嘉智[現レイズ]も候補に挙がったが、13年に60本塁打のバレ砲、2年連続MVPの丸、現役日本代表四番の鈴木とした。
【先発】菅野智之[巨人13〜] 18年/28試15勝8敗、防2.14
沢村賞、最多勝、最優秀防御率ほか
【中継ぎ】山口鉄也[巨人06〜18引退] 12年/72試3勝5S44H、防0.84
最優秀中継ぎ
【抑え】岩瀬仁紀[中日99〜18引退] 10年/54試1勝42S3H、防2.25
最多セーブ
【捕手】阿部慎之助[巨人01〜19引退] 12年/率.340安159本27点104盗0
MVP、首位打者、打点王ほか
【一塁手】ロペス[巨人13―DeNA15〜] 17年/率.301安171本30点105盗0
最多安打、打点王、GG賞ほか
【二塁手】山田哲人[ヤクルト11〜] 15年/率.329安183本38点100盗34
MVP、本塁打王、盗塁王ほか
【三塁手】村田修一[横浜03〜11―巨人12〜17/18引退] 13年/率.316安164本25点87盗1
ベストナイン、GG賞
【遊撃手】坂本勇人[巨人07〜] 19年/率.312安173本40点94盗5
MVP、ベストナイン、GG賞
【外野手】バレンティン[ヤクルト11―ソフトバンク20〜] 13年/率.330安145本60点131盗0
MVP、本塁打王、最高出塁率ほか
【外野手】丸佳浩[広島08―巨人19〜] 18年/率.306安132本39点97盗10
MVP、最高出塁率、GG賞ほか
【外野手】鈴木誠也[広島13〜] 19年/率.335安167本28点87盗25
首位打者、最高出塁率、GG賞ほか
【監督】原辰徳[巨人02〜03、06〜15、19〜] 日本一1回(12年) 優勝4回(12〜14、19年)