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大谷翔平、8回1失点で自己最多8勝目 打では特大の40号でゲレーロJr.に5本差

 

エンゼルス・大谷翔平


 エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地でのタイガース戦に「1番・投手」で今季15回目となる投打同時出場した。投げては8回1失点で自己最多を更新する8勝目をマーク。打撃では両リーグ最速となる40号を放つなど、4打数1安打1打点で打率.269。大谷の投打の大活躍でチームは3対1で勝利した。

 アップトンの2ランで2点の援護を受けての初回マウンドは、1死から連打を許して一、二塁のピンチをまねいたが併殺で無失点で切り抜ける。2回以降は少ない球数で安定した投球を見せ、4回まで無失点。2対0のまま迎えた5回には1死からW・カストロにカーブを右本塁打されたが、後続を抑えて勝利投手の権利を手にした。

 打撃では初回の第1打席は空振り三振、3回の第2打席は右飛、6回の第3打席は二ゴロと、タイガース先発の左腕スクバルに対しては3打席凡退。しかし、2番手の右腕シスネイロに対した8回先頭での第4打席では、1ストライクから高めに甘く入ったスライダーを完璧にとらえて特大の右本塁打。2対1とスコアが拮抗していた状況で、自ら大きな援護となる一発となった。

 投手としてはこの日は球数も少なく、8回まで続投して6安打8奪三振無四球1失点(自責点1)の好投。9回のマウンドはR・イグレシアスに譲って完投はならなかったが、メジャー自己最多でチームの勝ち頭となる8勝目をマークした。

 投手としては今季18試合に先発して8勝1敗、防御率2.79。5月28日(同29日)のアスレチックス戦で敗戦投手となって以降は負けなしの7連勝となった。打撃では日本人初の大台となる40号到達で、本塁打王争いでは2位のゲレーロJr.に5本差をつけてのトップ。まさに「二刀流」を体現する投打での活躍を見せている。

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