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大谷翔平、勝利投手の権利を得て降板も9勝目ならず 打でも4打数無安打

 

エンゼルス・大谷翔平[写真=Getty Images]


 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番・投手」で今季16回目となる投打同時出場した。投げては5回5安打4失点無四球7奪三振で勝利投手の権利を得て降板したが、9勝目はならず。打撃では4打数無安打3三振で、打率.267となった。チームは6対10で逆転負けを喫している。

 8連勝を目指して臨んだ初回のマウンドだったが、先頭のムリンスにいきなりの被弾。初球、外角への速球をセンターにはじき返された。2死後には4番サンタンダ―にも外角の速球を右本塁打され、1イニング2被弾。さらに、6対2と4点リードの4回にも走者を一人置いて5番D.J.スチュワートに初球の外角速球をレフトスタンドに運ばれた。メジャー移籍後、1試合複数被弾は初。いずれも左打者に外角のフォーシームを捉えられた。

 5回までに84球を投げ、3被弾を含む5安打で4失点はしたものの無四球7奪三振の内容。勝利投手の権利を得て降板したものの、リリーフ陣が8回に逆転を許したため、大谷の9勝目は消滅した。

 打撃では初回の第1打席は外角の速球、3回の第2打席は内角のカーブに空振り三振。4回1死一塁での第3打席も一ゴロに終わり、オリオールズ先発の右腕エリスに対しては3打席凡退だった。4番手の右腕サルサ―と対した6回の第4打席も空振り三振で、この試合3つ目の三振を喫した。

「元祖二刀流」のベーブ・ルース生誕の地であるボルティモアでの投打同時出場だったが、期待された9勝目と41号本塁打はならず。一方、ア・リーグ記録の21連敗が迫っていたオリオールズは逆転勝利で連敗を19でストップした。

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