パイレーツの筒香嘉智外野手は26日(日本時間27日)、本拠地でのカージナルス戦に代打で出場。今季4号となる2ラン本塁打を放ち、1打数1安打2打点で打率.217。チームは終盤の逆転劇で11対7と勝利している。

　試合は序盤からカージナルスが得点を重ね、3回を終わって7対3とリード。4回以降は両チーム無得点で迎えた7回、パイレーツ打線が爆発した。先頭から1つの四球を挟んでの5連打で3点を挙げ同点とすると、6番ポランコの2点適時二塁打でさらに2点を追加。パイレーツが9対7と一気に試合をひっくり返した。

　なおも無死二塁のチャンスに筒香が代打で登場し、4番手の左腕カブレラと対戦。真ん中低めのカーブを見逃して1ストライクとなった後、同じコースへ入ってきた2球目の92マイル(約148キロ)の速球を捉えて右翼席へ運んだ。

　筒香はパイレーツ移籍後、今季初本塁打を放った20日(同21日)のカージナルス戦以降は、打数が記録された試合では6戦4発のハイペースで本塁打を量産。特に代打での出場時は、4打数3本塁打1二塁打で打率10割という驚異的な成績を残している。

　パイレーツは最大で6点のビハインドを跳ね返しての逆転勝利。7回に8得点の猛攻を締める一発を放った筒香も勝利に大きく貢献した。