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筒香嘉智、特大の逆転サヨナラ5号3ラン 新天地で打棒爆発、驚異の長打率

 

サヨナラ弾を打ってチームメイトに祝福される筒香[写真=Getty Images]


 パイレーツの筒香嘉智外野手は29日(日本時間30日)、本拠地でのカージナルス戦に「6番・右翼」で2試合ぶりにスタメン出場。第4打席で逆転サヨナラとなる3ラン本塁打を放つなど、3打数1安打4打点で打率.231。チームは筒香が全打点を叩き出す活躍で4対3と勝利した。

 2回の第1打席は、カージナルス先発の左腕金廣鉉の外角スライダーを引っかけて一ゴロ。しかし、1点を先制されて迎えた4回の第2打席では1死満塁からレフトへ犠飛を放ち、試合を振り出しに戻す打点を挙げた。3番手の左腕マクファーランドと対した7回の第3打席は、初球の内角シンカーを捉えたが結果は一直に終わった。

 試合は5回にカージナルスが2点を勝ち越し、パイレーツは1対3と2点のリードを許したまま最終回へ。9回のパイレーツは2つの四球で同点の走者を出し、1死一、二塁の状況で筒香の打席を迎えた。筒香はカージナルスの守護神レイエスの甘く入ってきた初球のカーブを見逃さずに捉えると、打球は右翼場外へと消える特大の一発。今季5号となる3ランは、劇的なサヨナラ弾となった。

 今季所属したレイズとドジャースでは打率1割台と精彩を欠いた筒香だが、今月16日にパイレーツへ移籍してからは打棒が爆発。新天地では13試合で27打数9安打5本塁打11打点で打率.333と絶好調で、長打率は1.037と驚異的な数字を残している。この日も自身メジャー最多となる1試合4打点の大活躍でチームに勝利をもたらした。

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