ここからは残り60試合前後の後半戦での12球団のキーマンを選び紹介していく。 ※年齢は満年齢。成績はシーズン前半戦 投手/21歳/2試合登板、0勝1敗1S、防御率1.59 ポテンシャルの高さは、高卒2年目の昨季一軍デビューから3試合連続先発登板で証明済み。勝ち星には恵まれなかったが、12回で防御率3.00とまとまりがあった。
斉藤和巳(元ホークス)を彷ふつさせる力強さ、投げっぷりの良さもあり、スケールの大きさも感じさせる。10月に椎間板ヘルニア手術を受け、今季は育成契約で「054」で再スタートも、リハビリを終えて6月に支配下昇格。初セーブで一軍復帰を飾っている。
中断期間中は、東京五輪に出場する日本代表との強化試合(7月25日、
楽天生命パーク)に先発。立ち上がりに1点を失ったが、尻上がりに調子を上げて5回1失点。4、5回は連続で三者凡退に抑えており、のちに金メダルを獲得する打線を大いに苦しめた。エキシビションマッチでも7月31日の
オリックス戦(京セラドーム)で7回2失点。後半戦の先発ローテ入りを懸けた重要な試合で結果を残し、
原辰徳監督を「印象としては非常にいいですね。成長してます」とうならせている。
19年のドラフト3位。同期には同じ右腕で「将来のエース候補」とされる
戸郷翔征(現在8勝)もいるが、本格派右腕が待ったをかける。