ここからは残り60試合前後の後半戦での12球団のキーマンを選び紹介していく。 ※年齢は満年齢。成績はシーズン前半戦 内野手/28歳/80試合、打率.272、7本塁打、42打点、3盗塁 「チームを支えてくれた功労者」。前半戦終了後、
辻発彦監督は呉念庭を大絶賛した。序盤から主力にケガ人が続出すると3月31日に一軍昇格。同日の
日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初本塁打を放つ。その後も「打ちにいく中でボールを見極める。そこが何よりも自分の強みだと思っています」という自らの強みを存分に発揮。リーグ2位の得点圏打率.403を誇る勝負強さで打線をけん引した。
内野の全ポジションを守れる万能性も首脳陣が重宝。公式戦中断期間中には外野も練習した。野手がフルメンバーで臨める後半戦で呉の存在感はますます大きくなる。「与えられたポジションでしっかりと起用に応えたい」。6年目で花開いた能力を後半戦でも全開にして、チームを浮上させるために力を尽くす。