パドレスのダルビッシュ有投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発した。5回1/3を投げ、3安打7奪三振3四球4失点(自責点4)の内容で防御率は4.21。2点のリードを保って降板したが、リリーフが逆転を許して9勝目はならなかった。試合は延長10回の末、パドレスが7対6でサヨナラ勝利を収めた。
初回は三者凡退で順調な立ち上がりを見せたダルビッシュだったが、4点の援護を受けた直後の2回に7番ヤストレムスキーに2ランを浴びて2点差に詰め寄られる。3回から5回までは三者凡退で安定した投球を見せたが、6回は先頭の1番ラステラを四球で出すと続くベルトに中安打されて無死一、二塁。3番
ブライアントを空振り三振に打ち取って1死一、二塁となったところで、球数が96球に達してマウンドを降りた。
降板時には4対2とリードして勝利投手の権利を有していたが、代わってマウンドに上がった2番手のヒルが4番スレーターにいきなりの被弾。4対5と逆転を許してダルビッシュの勝利は消えた。
ダルビッシュは今月8日(同9日)のエンゼルス戦以来の勝ち星はならず、今季は28試合に登板して8勝10敗。現在メジャー通算79勝で
黒田博樹氏と並ぶ日本人歴代2位タイの勝利数をマークしているが、単独2位となる節目の80勝目は持ち越しとなった。