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大谷翔平、46号先頭打者弾で有終の美 メジャー初の「投打5部門100」到達

 

エンゼルス・大谷翔平[写真=Getty Images]


 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、今季最終戦となる敵地でのマリナーズ戦に「1番・指名打者」で出場した。初回に先頭打者弾となる46号本塁打を放ち、その後は2敬遠と勝負を避けられて3打数1安打2四球1打点で打率.257。チームは7対3で勝利した。

 マリナーズの先発は左腕アンダーソン。初回、先頭で打席に立った大谷は1ボール1ストライクから甘く入ってきたカットボールを逃さず捉えると、打球はライナーで右翼席中段へ。11試合ぶりとなる46号本塁打は、今季4度目となる先頭打者弾となった。この一発で自身初の100打点に到達、日本人選手としては2007年の松井秀喜以来となる大台クリアとなった。

 2回1死二塁での第2打席と5回2死三塁での第4打席は勝負を避けられて申告敬遠。リーグトップを独走する今季20度目の申告敬遠で、日本人シーズン最多四球記録も96に更新した。シーズン終盤は四球攻めで日本人初の本塁打王には惜しくも届かなかったが、シーズン46本塁打は日本人歴代最多。エンゼルスの球団史上でも歴代2位に入る本塁打数となった。

 今季は開幕から投打でフル回転し、投手としては23試合登板で9勝2敗、防御率3.18。打者としては155試合出場で打率.258、46本塁打、100打点、26盗塁と投打で好成績を収めた。投手部門では130回1/3、156奪三振、打撃部門では138安打、100打点、103得点とメジャー史上初となる「投打混合での5部門100」を達成。ベーブ・ルース以来となる2桁勝利&2桁本塁打こそ来季以降に持ち越しとなったが、「二刀流」を体現する見事なメジャー4年目のシーズンとなった。

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