いよいよ2022年がスタート。各チームの補強も最終段階に入ろうとしている。ここでは最新メンバーリストを戦力分析とともにお届けする。
※情報は2022年1月9日現在


[2021年成績]パ4位 60勝62敗21分、打率.247、防御率3.25

　藤本博史新監督の就任を筆頭に迎えた変革のとき。V奪回へ、補強にも妥協を許さなかった。8年ぶりにFA争奪戦を制して獲得したのは、昨季も66試合に登板した又吉克樹。L.モイネロも残留濃厚なリリーフ陣だが、タフネス右腕の加入でさらに厚みが増す。新外国人投手も、昨季途中、家庭の事情で退団したC.レイを再獲得。勝手知る右腕だけでも頼もしいが、年明けにはMLB通算52勝のT.チャトウッドの入団も発表された。

　投手陣に比べると少しおとなしい攻撃陣の補強だが、退団が一転、残留濃厚となったY.グラシアル、A.デスパイネの存在が大きい。実績十分な2選手の残留は、補強以上の意味を持つ。ここにMLB通算109本塁打のF.ガルビスが加わり、日本人だけでも激しいポジション争いが、さらに熾烈に。ドラフト2位の正木智也、同4位の野村勇といった即戦力ルーキーの動向にも注目だ。

　藤本監督は工藤公康前監督から背番号「81」を受け継ぎ、「背番号以上に勝てれば優勝できる」と目論む。新キャプテンを任された柳田悠岐の働きぶりも気になるところ。さまざまな変化を経ることによって充実していく布陣で、勝ちを上積みする。

担当記者のこの男の“ココ”に注目！　上林誠知

巡ってきた復活への“ラストチャンス”

　2019年のケガから狂い出した打撃。昨季はここ5年で自己ワーストの出場39試合にとどまった。下積み時代から熱心な指導を続けてくれる藤本博史新監督へ、“恩返し”の思いは強い。チャンスは少なくとも、絶対につかんでみせる。(R)

福岡ソフトバンクホークス　2022 メンバー表

注釈:○=新加入、△=移籍、□=復帰、◇=去就未定(残留濃厚)、★=21年オフに支配下から育成、■=背番号変更、名前横は背番号、空欄は未定
【監督】
81藤本博史

【一軍コーチ】
86森浩之、△78村上隆行、○83長谷川勇也、92森山良二、73齋藤学、80本多雄一、93村松有人、95吉鶴憲治

【監督付特別アドバイザー】
○71金星根

【二軍監督】
90小久保裕紀

【二軍コーチ】
82田之上慶三郎、98高村祐、88関川浩一、77吉本亮、74松山秀明、87井出竜也、○84高谷裕亮

【三軍監督】
□76小川史

【三軍コーチ】
72若田部健一、△94中田賢一、75大道典良、97笹川隆、□96城所龍磨、85的山哲也

【リハビリ担当コーチ】
91佐久本昌広

【投手】
○1風間球打、2C.スチュワートJr.、10大竹耕太郎、11津森宥紀、○12T.チャトウッド、△14又吉克樹、16東浜巨、18武田翔太、20甲斐野央、21和田毅、25田中正義、□26C.レイ、28高橋礼、29石川柊太、34椎野新、◇35L.モイネロ、38森唯斗、39尾形崇斗、40杉山一樹、41千賀滉大、42大関友久、47高橋純平、50板東湧梧、53泉圭輔、56田浦文丸、57嘉弥真新也、○58木村大成、61奥村政稔、○63大竹風雅、66松本裕樹、67笠谷俊介

【育成投手】
120佐藤宏樹、123中道佑哉、124桑原秀侍、133岡本直也、134大城真乃、○135A.アルメンタ、137中村亮太、138重田倫明、○139井崎燦志郎、○140三浦瑞樹、○141M.フェリックス、143村上舜、○145田中怜利ハモンド、○147加藤洸稀、○148山崎琢磨、○152瀧本将生、○154佐藤琢磨、□157藤井皓哉、★田上奏大

【捕手】
19甲斐拓也、22牧原巧汰、■24栗原陵矢、45谷川原健太、62海野隆司、65九鬼隆平、79渡邉陸

【育成捕手】
121石塚綜一郎、129居谷匠真、○149佐久間拓斗、○151加藤晴空

【内野手】
00川瀬晃、0高田知季、○3F.ガルビス、5松田宣浩、6今宮健太、8明石健志、23周東佑京、◇27Y.グラシアル、33増田珠、36牧原大成、43井上朋也、46川原田純平、52リチャード、55野村大樹、68三森大貴、69小林珠維、○99野村勇

【育成内野手】
○122藤野恵音、126黒瀬健太、127緒方理貢、128伊藤大将、130勝連大稀、136荒木翔太、○146F.ヘラルディーノ、○153三代祥貴

【外野手】
7中村晃、9柳田悠岐、13中谷将大、30佐藤直樹、○31正木智也、32柳町達、44笹川吉康、51上林誠知、◇54A.デスパイネ、59水谷瞬、64真砂勇介

【育成外野手】
125早真之介、131舟越秀虎、○132川村友斗、142中村宜聖、○144M.シモン、○150山本恵大、○155仲田慶介