新年を迎え、各球団の陣容もほぼ固まってきた。新監督は西武・松井稼頭央監督、ロッテ・吉井理人監督、阪神・岡田彰布監督、広島・新井貴浩監督の4人。ここでは最新メンバーリストを2023年の見どころとともにお届けする。 ※情報は2023年1月8日現在 
ショートの定位置をつかんだ長岡はフル出場&打率3割を目指す
【2022年成績】セ1位 80勝59敗4分 勝率.576、チーム打率.250 チーム防御率3.52 選手がそろえて口にするのが「3連覇」。29年ぶり2度目のリーグ連覇を達成した“チームスワローズ”は2023年、名将・
野村克也監督でもたどり着かなかった景色を見るために動き出した。
令和の三冠王・
村上宗隆を中心とした打線は12球団トップクラスの力を誇るだけに、一番の課題は投手力。
高津臣吾監督は「先発だったら25試合前後は先発してほしいし、リリーフだったら50試合は登板してほしい」と明確な数字を設ける。先発投手では
エスピナル、
ピーターズの左右2枚に、新守護神候補にメジャー通算243試合登板の
ケラを獲得。ドライチの
吉村貢司郎、球界最年長の
石川雅規らを含めた先発ローテーション争い、
石山泰稚に
清水昇を加えた新守護神争いは激しさを増しそうだ。昨季リーグ4位のチーム防御率3.52は果たしてシーズン終了時にどこまで改善されているか。
野手陣で一番の注目は村上で間違いない。今季の目標は「キャリアハイ」。2年連続の三冠王、史上最年少200号本塁打など数々の大記録達成に期待が集まる。そのほか、不振に苦しんだ主将・
山田哲人が復活を遂げられるかや、
塩見泰隆や
オスナ、
サンタナとリーグ連覇の原動力となったレギュラー陣のさらなる飛躍にも期待だ。
昨季は若手の新戦力が台頭し「ヤングスワローズ」というフレーズが生まれた。その代表格である
長岡秀樹、
木澤尚文らがさらなる進化を遂げられるか。また、
澤井廉ら即戦力ルーキーなど新たなスター候補の出現も見逃せない。春季キャンプから一、二軍ともに激しいチーム内競争に注目したい。
担当記者のこの男の“ココ”に注目! 高橋奎二
左のエースへ! 掲げた3つの目標 昨季はリーグ最速で100奪三振を記録も、新型コロナの感染もあり終盤に失速した。自己最多の8勝を挙げたものの満足はしていない。迎えた8年目のシーズン、掲げる目標は達成すればいずれも初となる「2ケタ勝利」「規定投球回到達」「奪三振王」の3項目だ。オフは下半身や体幹を中心に強化する方針。自身初の開幕投手にも意欲は十分だ。
東京ヤクルトスワローズ 2023 メンバー表
【監督】
22高津臣吾
【一軍コーチ】
82
松元ユウイチ、89
伊藤智仁、98
石井弘寿、74
杉村繁、78
大松尚逸、75
森岡良介、△70
河田雄祐、〇73
嶋基宏、87
福川将和 【二軍監督】
88
池山隆寛 【ファームコーチ】
79
城石憲之、77
尾花高夫、72
小野寺力、84
松岡健一、76
宮出隆自、85
畠山和洋、81
佐藤真一、83
衣川篤史、95
土橋勝征、92
山本哲哉、
【投手】
〇11ケラ、12石山泰稚、14
高梨裕稔、15
山下輝、16
原樹理、17清水昇、■18
奥川恭伸、19石川雅規、20木澤尚文、☆21吉村貢司郎、24
星知弥、28
吉田大喜、29
小川泰弘、34
田口麗斗、35
杉山晃基、38
梅野雄吾、40
市川悠太、41
柴田大地、43
山本大貴、44
大西広樹、■45
小澤怜史、47高橋奎二、48
金久保優斗、△49
成田翔、△52
尾仲祐哉、53
長谷川宙輝、54
サイスニード、☆56
坂本拓己、61
久保拓眞、62
竹山日向、〇63ピーターズ、64
大下佑馬、67
嘉手苅浩太、69
今野龍太、〇99エスピナル
【育成投手】
012
近藤弘樹、013
山野太一、014
鈴木裕太、△015
沼田翔平、017
丸山翔大、019
下慎之介 【捕手】
27
中村悠平、30
西田明央、32
松本直樹、33
内山壮真、57
古賀優大 【育成捕手】
022
松井聖、※023
橋本星哉 【内野手】
00
奥村展征、1山田哲人、3
西浦直亨、5
川端慎吾、6
元山飛優、■7長岡秀樹、10
荒木貴裕、13オスナ、☆36
西村瑠伊斗、39
宮本丈、46
太田賢吾、☆50
北村恵吾、55村上宗隆、59
小森航大郎、60
武岡龍世、65
松本友、△66
三ツ俣大樹、71
赤羽由紘 【外野手】
0
並木秀尊、4
丸山和郁、9塩見泰隆、23
青木宣親、25サンタナ、31
山崎晃大朗、☆42澤井廉、51
濱田太貴 【育成外野手】
024
岩田幸宏 [注釈]〇=新加入、△=移籍、☆=支配下新人、※=育成新人、■=背番号変更、名前横は背番号