Honda硬式野球部(寄居町、小川町)は南関東第3代表として、7年連続37回目の第94回都市対抗野球大会に出場する。2020年以来、4度目の黒獅子旗を目指す入社11年目のベテラン右腕・福島由登(青学大)がHondaのDNAである「挑戦への原動力」について語った。


「今年で入社11年目になりますが、年を追うごとに職場の熱量が上がっているように感じます。工務課では横断幕を制作してくれたり、従業員の応援は、大きな力になっています。

　現状維持は、好きではありません。常に新しいことにチャレンジする。トライ&エラーと呼んでいますが、練習では挑戦することを怖がらない。試合でも相手に対して挑み続けることが大切です。それが入社以来、私たちが学んできたHondaの魂。私にとっての『挑戦への原動力』です。

　Honda熊本硬式野球部と準々決勝で対戦する可能性があるのは、Honda硬式野球部にとっても励みです。Honda同士の真っ向勝負は、プレーする側だけでなく、見ている方にも、楽しい展開になるのではないでしょうか。今季の対戦成績(2勝)は参考にはなりません。ただ、勝っている事実はありますので、自信を持っていきたいです。

　2020年の都市対抗制覇は多くの方に喜んでもらった、忘れられない記憶です。黒獅子旗の重み。苦しい試合を制した者だけが手にできる、栄光の証しです。今年は4年ぶりに東京ドームに声援が戻ってきます。スタンドの皆さんとともに、3年ぶりの都市対抗優勝を味わいたいと思います」

PROFILE
ふくしま・ゆうと●1990年5月20日生まれ。徳島県出身。178cm86kg。右投右打。大阪桐蔭高-青学大。入社11年目。