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都市対抗2023

【都市対抗2023】甲元訓(硬式野球部統括GM)が語る「挑戦への原動力」/HondaのDNA 野球を通じた企業姿勢

 

Honda硬式野球部(寄居町、小川町)は南関東第3代表として7年連続37回目、Honda熊本硬式野球部(大津町)は九州第1代表として8年連続17回目の第94回都市対抗野球大会に出場する。甲元訓氏(硬式野球部統括GM)がHondaのDNAである「挑戦への原動力」について語った。

甲元訓[硬式野球部統括GM]


「年に1度の都市対抗野球大会は、企業スポーツとして一体感を醸成する絶好の機会です。名物の大応援で、スタンドとベンチが一つになる。社会人野球にしかない文化。今大会は4年ぶりに声出し応援が解禁され、従来の光景が戻ります。野球というスポーツを通して、Hondaの企業姿勢であるチャレンジ精神を、肌で感じとっていただきたいと思います。

 Hondaは昨年8月、初となるスポーツ専門部署『スポーツプロモーション部』を立ち上げ、12月『Honda Sports Challenge』をスローガンに、新たなステージで挑戦することを発表。スポーツというコンテンツを通じて『挑戦』する人を増やし、あらゆる人を幸せにしていくというビジョンを掲げ、『たのしむ』『はぐくむ』『つなげる』という三つの方向性で活動を展開しています。

 2023年はHonda創立75周年です。新春のニューイヤー駅伝では、Honda陸上競技部が2連覇を達成し、5月には三重Hondaヒートがジャパンラグビーリーグワンで、初のディビジョン1に昇格しました。この勢いをHonda硬式野球部、Honda熊本硬式野球部にもつなぎ、都市対抗で黒獅子旗をHondaに持ち帰ります。チームの都市対抗にかける思い、1球にかける執念、夢の実現に向けて挑戦する姿を見てください。

 Honda硬式野球部は全社シンボルクラブと位置づけ、来年より東京地区に移転します。南関東地区の代表チームとして、『寄居町・小川町代表』としてのラストイヤーに、3年ぶり4度目となる都市対抗制覇に『挑戦』していきます。

 Honda熊本硬式野球部はエリアのアクティベートクラブとして大津町、熊本県、九州全体の野球を底上げする役割を担います。近年、都市対抗ではベスト8、準優勝と着実に力をつけており、『大津町代表』として、念願の初優勝、九州勢としても1954年以来の優勝に向け『挑戦』して参ります。

 Honda硬式野球部とHonda熊本硬式野球部は今季、JABAスポニチ大会、九州大会で2度対戦しています(Honda硬式野球部が2勝)。今大会は両チームとも2回戦を突破すれば、準々決勝で都市対抗では初となる『Honda対決』が実現します。東京ドームをHondaのファンで埋め尽くし、都市対抗野球でしか味わえない『Honda対決』を球場で体感していただきたいと思います。

 Hondaの企業姿勢である『挑戦』することは、成長と成功だと考えています。ノープレーノーエラーではなく、一歩踏み出す勇気を持ち、意志をもって挑戦する。失敗しても成長するチャンスととらえ、また挑戦することで成功につなげていく。黒獅子旗への『挑戦』。スタンドから、熱いご声援をよろしくお願いいたします」

PROFILE
こうもと・さとる●1971年6月19日生まれ。兵庫県出身。報徳学園高、法大、本田技研鈴鹿で投手。Honda鈴鹿コーチを経て、2012年から18年までHonda鈴鹿監督。19年からHonda、Honda鈴鹿、Honda熊本の硬式野球部統括GM。

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