今はやってないんですけど、グラブに「鬼気迫」という言葉をプロ4年目くらいまで刺しゅうして入れていました。読み方は「ききせまる」や「おにきはく」。高校(市西宮)のときに監督さんが配る練習メニューの紙に今日の一言みたいな感じで、一日一名言を最後に入れていたのですが、その中で出てきた言葉です。字のとおり、すごく気迫を出すみたいな意味ですね。
僕は公立高校だったので、強い私立を倒して甲子園に行きたいと思っていました。そのためには強い気持ちや鬼のような気迫を出していこうと日々過ごしていました。すごく印象に残っていた言葉で、プロになってからも大事に、そして意識し続けています。
『週刊ベースボール』2023年9月11日号(8月30日発売)より
写真=BBM