僕、投げたら1球ごとにスピード表示を見るんですよ。ただ、それはMAXを出したいというわけではなくて、「これぐらいの力感で投げて、このぐらいのスピードが出ているんだったら」というように、その日の調子を測るバロメーターにしているんです。イメージどおりなら真っすぐで押していけますし、逆に調子が良くないときは変化球を挟んだりします。
今、最速が157キロなんですけど、160キロを投げたいとかいう思いはないです。ここの3キロの壁ってすごく高くて、1キロ上げるのでもすごく難しい世界。3キロは僕の中であきらめている、というか。それよりも試合の中でのアベレージを高くしたいなというふうに思っています。
『週刊ベースボール』2023年10月2日号(9月20日発売)より
写真=BBM