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プロ野球音物語 PLAYER'S VOICE<特別編>

<プロ野球音物語>登場曲 MY BEST CHOICE !【セ・リーグ編】

 

数多ある楽曲の中から選び抜かれたその曲に乗って―。気合を入れてマウンドへ、打席へ向かう。自分を、球場を高めてくれるBEST SONGS♪ 12人の選手が選曲理由やお気に入りポイントを語ってくれた。

阪神・小幡竜平『No rain,No rainbow』(MOCA)



 去年からMOCAさんの『No rain, No rainbow』を自身の特別バージョンで使わせてもらっています。本当にいい曲で、歌詞もすごい励みになって、より頑張ろうって思える一曲です。車やトレーニング中にも聴くことがありますし、すごいポジティブになれる曲。打席に入るときも耳に入ってくるので、聴きながら入っています。延岡学園高の先輩でもある方が作ってくれた曲なので、今年も変えずに使いたいなと思いました。

広島・矢崎拓也『トラベリン・バス』(矢沢永吉)



 ライブへ行くほど好きな矢沢永吉さんの『トラベリン・バス』です。昨季6月29日のDeNA戦までは同じ矢沢永吉さんの代表曲『止まらないHa〜Ha』で、ファンの間でも浸透しつつありました。当時はストッパーとして好投を続けていた中での変更は「気分」とシンプルな理由。(前登場曲は)なんか有名過ぎて、ミーハーかなって(笑)。でも、今の曲もアンコールで歌われるような曲ですし、好きな曲です。マウンドに上がる背中を押してくれます。

DeNA・関根大気『ひとりじゃない』(DUFF)



 奇数打席で使用している『ひとりじゃない』はもともと高校時代の夏の試合前などに聞いて元気をもらっていたので、プロ1年目のときに登場曲に決めました。その縁があって、歌っていたバンドグループのDUFFさんとも交流ができ、自分の曲『HERO』も作っていただいたので、偶数打席ではそれを使用しています。僕としてはDUFFさんのすべての方に感謝していますし、いい曲なのでたくさんの方にも知ってもらえる機会になればいいなと思っています。

巨人・湯浅大『DIFFICULT』(guca owl)



 今年から使わせていただいているguca owl(グカール)さんの『DIFFICULT』という曲は、オリックスに移籍された香月一也さんに教えてもらいました。去年、僕が考えているときにいろいろとオススメを流してくれて。香月さん、ヒップホップとかすごく詳しいんです。『DIFFICULT』はまず、歌詞がめちゃくちゃカッコいい。「俺が燃えんのはDIFFICULT」のサビとかですね。耳に残る曲なので、ぜひ聞いてほしいです。たくさん流せられるように頑張ります!

ヤクルト・木澤尚文『希望の轍』(サザンオールスターズ)



 もともとサザンオールスターズさんが好きで、大学(慶大)の野球部のみんなも好きで、よく聴いていました。その中でも『希望の轍』はイントロ部分がすごく好きなので登場曲に合うなと思いましたし、高校(慶應義塾高)時代は電車で試合に行っていたので、駅の発車ベルなどでメロディーをよく聴いていてなじみもありました。大学の友人もよく神宮球場に来てくれるので、思い出の曲で彼らの頑張る理由になればなという思いもあります。

中日・梅津晃大『Stronger』(The Score)



 今年はThe Scoreの『Stronger』にしました。より強く、という題名どおり、やる気が湧いてくるんですよ。トミー・ジョン手術からの本格復帰イヤー。強くたくましくないといけませんからね。“燃える”という部分の歌詞で高揚するんです。今季初登板となった4月4日の本拠地での巨人戦の試合前も聞いていました。ただ、マウンドへ向かったときは、その日の始球式を務めるサカナクションの曲が流れましたが、そのあと自分の登場曲が流れ、スイッチが入りました。

『週刊ベースボール』2024年5月13日号(2024年5月1日発売)より

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