登場曲にしているWANDSの『世界中の誰よりきっと』は、リハビリ生活に一番合っていた曲です。昨年右肩を手術して、調子に波があり、もう投げられないかなと思うときもありました。それでも、もう1回投げることを夢見て頑張ってきました。そんな年月だったので、この曲にしました。

　ファンの皆さんに歌っていただいて、ありがたいと思っています。もちろん聞こえますし、浸透しているのは本当にうれしいです。抑えは球場も一体となって最後を締めるポジションです。点を与えないのが、最後に投げる人の使命だと思います。曲を変えるつもりはありません。みんなで一丸となり、勝ちにつなげていければと思っています。

『週刊ベースボール』2025年6月9日号(2025年5月28日発売)より

写真=BBM