プロ野球の発展のために何をするべきなのか

　心配だ。日本の野球は、これからどうなっていくのか──。

　昔は、巨人戦以外は閑古鳥が鳴く球場がほとんどだったが、いまはカードにかかわらず、大勢のお客さんが球場に来てくださる。選手の年俸も信じられないほど上がり、選手寿命も延びている。

　ただ、いいことばかりではない。少子化もあって野球をする子どもたちが減っているとも聞くし、何より日本のファンが喜んでくれるようなプロ野球にするための努力を、日本野球機構や各球団のオーナー、関係者たちが本当にしているのか、ということには大いに疑問がある。自分たちの利益だけを考えてはいけないし、もっともっと野球を勉強しないといけない。プロ野球のファンを楽しませないといけない。

　これから100年、200年先もプロ野球が繁栄していけるように、日本の青少年に夢を与えるようなプロ野球として存続していくためにも、今こそ、いろいろなことを、それこそ、一から見直す時期ではないか。われわれには、次の世代へ良い形で日本のプロ野球をバトンタッチする責任がある。

　一番悪いのは・・・