連勝連敗により混戦のセ・リーグ
開幕から2カ月ほどが過ぎた。普通であればこれくらいの時期からシーズンの行方が少しずつ見えてくるものだが、今年のセ・リーグはいまだに見通しが立っていない。この2カ月の間に激しく順位が入れ替わっている。それというのも連勝連敗をするチームが多いからだ。
巨人は安定した戦いを続けてきたが、5月半ばになってついに
広島に首位を明け渡した。その広島も、5月22日の段階で9連勝もすれば首位を独走していてもおかしくはないはずだが、4月に5連敗、4連敗したことが響いている。序盤は巨人に食らいついていた
ヤクルトも7連敗を喫し、開幕前は面白い存在になると思っていたDeNAは4月に10連敗したことで下位に沈んでいる。
なぜそんな大型連敗が起きてしまうのか。もちろん、それが分かれば誰も苦労はしない。1998年には
ロッテがプロ野球ワーストの18連敗を喫した。その連敗中に、当時監督を務めておられ、今年3月に亡くなられた
近藤昭仁さんに一度お会いした。ゲッソリとした表情で、「ハリ、何とかならんか」と聞かれたが、部外者の私に理由が分かるわけはなく、無責任なことを言うわけにもいかない。
「私には・・・
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