巨人を率いる原監督。首位の座は揺るぎそうにない
巨人とDeNAの違い
早いもので今年のペナントレースも残り50試合を切った。6月19日の開幕から3カ月が過ぎようとし、どのチームも70試合以上を戦い抜いたことになる。
今回は両リーグの優勝争いについて私の率直な意見を述べよう。まずはセ・リーグからだ。巨人が2位に大差をつけて独走しているが、よほどのことがない限り、このまま行くと見ている。
少し前にも書いたが、
原辰徳監督のさい配がとにもかくにも素晴らしい。3割打者が一人もいない打線をよくやり繰りしているし、継投にも迷いがない。調子の良い選手と悪い選手をしっかりと見極め、レギュラーではない選手も大胆に起用するから、選手も意気に感じてプレーしているように見える。
大監督の資質の一つに選手を不安がらせないというのがある。「この監督についていけば勝てる」と選手に思わせることができるかどうかということだ。そういう選手が一人でも多ければチームは落ち着くし、少々の連敗では動じない。今の巨人がまさにそうだろう。ベンチにいる多くの選手が「うちの監督はすごい。さすがだ」と思っている。
一方でトレードによる補強も抜かりなく、・・・
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