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“一打無敵”のご意見番が球界を斬る 張本勲の喝!!

張本勲コラム「30試合連続安打で記録はストップしたが、それよりも巨人の一員になれたと実感できた喜びのほうが大きかった」

 

通算2500安打達成時の筆者。23試合連続安打にもなった


痛みをこらえて


 少し前の話になるが、巨人ウィーラーが連日のように安打を放って22試合連続安打を記録した。残念ながら23試合目で止まったが、そのとき巨人の連続安打記録は私が持つ30試合と取り上げられ、そんなこともあったかと思い出した。ただ、これは巨人の最高記録であって、日本のプロ野球記録は1979年に高橋慶彦(当時広島)が達成した33試合だ。

 私が30試合連続で安打を放ったのは76年、日本ハムから巨人に移籍してきたばかりのシーズンのことだった。今では考えられないだろうが、当時のパ・リーグはどこの球場もガラガラだった。ところが巨人はまったく逆。常にスタンドは超満員で応援もすごかった。そんな中でプレーできるのは選手冥利に尽きる。巨人の一員になれた喜びは大きかったが、しかし私が巨人というチームに溶け込んでいたかと言えば、そうとも言えなかった。

 私は他球団からやって来た外様選手だ。当時の私は実績もある35歳の大ベテランだったが、生え抜きの選手たちとはどこか距離があった。一目置かれていると言えば聞こえはいいが、要は・・・

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張本勲

張本勲

球界きってのご意見番として活躍する野球評論家の張本勲氏が週刊ベースボールで忖度なしの喝を発信。球界の未来を考えた提言を展開する。

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